以下はアルキル化剤のうちのメルファランという種類の抗癌剤です。


アルキル化剤

アルキル化剤とは、アルキル基という分子構造を持った医薬品のことです。

メチル基( )に始まり、エチル基( )、プロピル基( )などと続く、炭素と水素の結合状態を示すのがアルキル基です。

このアルキル基に-OH(水酸基)が結合したのが、メチルアルコール(アルコールランプ)、エチルアルコール(お酒のベース)、IPA(消毒用アルコール)などと続くアルコール群ですね。

アルキル化剤という薬品には、体内で癌細胞のDNAをアルキル基を持つ高分子に変化させる(アルキル化する)機能があります。

癌細胞のDNAがアルキル化すると、癌細胞の成長は止まります。


メルファラン/ Melphalan

商品名

NAME

形状(剤形)

規格

用法

製造元

発売元

アルケラン Alkeran 錠剤 2mg錠 2〜4mg/日など 吉富製薬 同左

世界最初の抗癌剤ナイトロジェンマスタードのNメチル基部分をフェニルアラニンに置き換えた薬品です。

メルファランは、多発性骨髄症によく効き、多発性骨髄症の第1選択薬となっています。

日本では1979年に商品化されました。

「毒物及び劇物取締法」では「毒物」に指定されています。

概 要

処方目的

注意事項

副作用のおそれ

多発性骨髄症

服用されてはいけない人・・・白血球数が2000/立方mm以下、血小板数が50000/立方mm以下に減少した人。

服用には注意が必要な人・・・他の化学療法剤投与中または直後、放射線照射中または直後の人、感染症、尿毒症の人。

使用後臨床検査を頻繁に・・・骨髄機能抑制などの重い副作用が起こることがありますので、血液検査、肝機能・腎機能の検査を頻繁に受けてください。

妊婦、母乳で育児中の女性・・・動物実験では催奇形作用が報告されていますので、服用は避けるべきです。

汎血球・白血球・血小板の減少、貧血、悪心・嘔吐(はき気)、食欲不振、トランスアミナーゼ上昇、黄疸、脱毛を起こすことがあります。

ときに発疹、口内炎、間質性肺炎、肺線維症、まれに過敏症状、卵巣機能不全、月経異常を起こすことがあります。

ときに感染誘発を起こすことがあります。



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Written by Mr. Ken Tomioka